1,4-ジオキサンを処理できる :「Kフィルター®」VOC排水処理装置(KW装置)の本格販売を開始
新たに水質汚濁防止法で規制された「1,4-ジオキサン」は、活性汚泥設備では処理が難しい物質です。「Kフィルター®」を用いてこの物質を低コストで処理できるようになりました。
工場からの排水を規制する排水基準(0.5mg/L)*1) にも適用できます。
その他の成分を含む排水処理も可能ですので、ぜひ一度、お問い合わせください。
*1) 水質汚濁防止法・改正(2012年5月25日施行)内容
・工場の排水基準:0.5mg/L以下 ・地下水の浄化措置基準:0.05mg/L以下
<特長>
- 安価に処理可能
活性炭素繊維「Kフィルター®」を使用した排水処理装置で、吸着したVOC成分を連続的に脱着(再生)させて、熱回収型の燃焼装置などを利用して安価に処理します。
- 高い除去率
「Kフィルター®」は水中でも吸着速度が極めて速く、ご要望の成分を高い除去率で処理することが可能なため、排水を再利用したい場合にも本装置は好適です。
- 産業廃棄物量が少ない
本装置は吸着材を脱着(再生)させるので、従来の吸着させるだけの粒状の活性炭式に比べ、産業廃棄物量が500~1000分の1で済みます。
- 省スペース
一般的な活性汚泥設備と比べると省スペースで、汚泥処理も必要ありません。活性汚泥設備では不向きとされていた、微生物で分解されにくいVOCや、生物毒性が高いVOCの処理に優れています。
COD:8000~14000mg/L含有条件下でのランニングコスト比
「Kフィルター®」は選択的に1.4-
ジオキサンを吸着しやすいので、COD共存下においても効率的に1,4-
ジオキサン排水処理が可能です。
テストデータ : |
1,4-ジオキサン除去率の経時変化 |
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1,4-ジオキサン除去率(%)=(1ー(処理後濃度/処理前濃度))x100 |