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沸点が40℃と低く吸着し難い塩化メチレンの回収においては、吸着材として、繊維状活性炭または粒状活性炭が使われています。
当社の繊維状活性炭K-FILTER®の強みは、下記の比較表「塩化メチレン回収時の分解物(HCL換算)の発生量」にもあるように粒状活性炭に比べて塩酸(HCL)の総発生量が10分の1以下であることです。そのため、K-FILTER®使用の塩化メチレン回収装置では、非常に高価な金属材料や、内面のライニング処理の必要がありません。
当社の塩化メチレン回収装置は、製薬やフィルム製造工程で培われた高度な運転ノウハウにより、数千ppmの原ガスを10ppm以下に清浄化できる高性能な処理装置として、国内外で数百台ご採用いただいています。
【処理実例】
【塩化メチレン回収時の分解物(HCL換算)の発生量】
吸着材 | HCL発生量(mgHCL/kgCH2CL2) | ||
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回収溶剤中 | 分離排水中 | 総発生量 | |
K-FILTER® | 1.4 | 6.9 | 8.3 |
粒状活性炭 | 3.5 | 354 | 357.5 |